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水槽の中を見る
- この実験では対流層の中が見えるように, 上下の境界に厚さ約 1mm のガラス板を使った. ガラスは水よりは熱伝導率がよいが, 金属程にはよくないので, どうしてもガラス板の上下で温度差ができてしまう. この実験の場合, 作業流体が接しているガラスの内側の温度差は, 温水と冷水の温度差の半分程度になると見積もっている.
ワイパー
- 重箱のような構造の水槽では水平のガラス板下面に泡がつくと始末が悪い. この可視化法では小さな液晶カプセルが散乱したかなり弱い光を 見なければならないが, 泡はスリット光に直接当たらなくてもかなり光ってしまう.
この泡を取り除くため, あらかじめ各層にアルミ棒にスポンジを取りつけたワイパーを沈めておき, 泡が発生したらそれで取り除くようにしている.