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海洋の運動は大気の運動と同様にナビエ・ストークスの方程式で記述される.
![\begin{displaymath}
\DD{\Dvect{u}}{t}
+ (2\Dvect{\Omega}+\Dvect{M})\times\Dvect{u}
= -\frac{\Dgrad{p}}{\rho} + \Dgrad\Phi + \Dvect{F}
\end{displaymath}](img7.gif) |
(1) |
ここで
は流速ベクトル,
は地球の角速度
ベクトル,
はメトリック項,
は緯度, r は地球中心からの距離, p は圧力,
は密度,
はポ
テンシャル(たとえば重力ポテンシャル), また d/dt は以下の通りである.
ここで
は経度を表す.
は粘性やその他の外力を表
す. いま特に外から与えられる物体力がない場合,
は次のように表される.
AM は水平粘性係数, AV は鉛直粘性係数である. また球面座標系におけ
るラプラシアン演算子 (
)は
となる. さらに質量の保存は次のように表される. [1]
![\begin{displaymath}
\DD{\rho}{t} + \rho\Ddiv{\Dvect{u}} = 0
\end{displaymath}](img21.gif) |
(2) |
ここに
は次のように表される.
Takashi Kagimoto
1998-09-03