2001年09月30日 豊田英司
Create は第2番目以降の引数で指定されるような変数つまり gt_variable 型の実体を作成し、第1引数 var にセットします。Open されたものと同様、第1引数 var は後で必ず Close されなければなりません。
エラー時はデフォルトではプログラムが停止しますが、err 引数を設定すればプログラムは停止しなくなります。エラーのある場合、err が真となリます。
subroutine Create(var, url, length, xtype, long_name, overwrite, err) type(gt_variable), intent(inout):: var character(len = *), intent(in):: url integer, intent(in):: length character(len = *), intent(in), optional:: xtype character(len = *), intent(in), optional:: long_name logical, intent(in), optional:: overwrite logical, intent(out), optional:: err end subroutine
文字列 url で指定される場所に長さ length の次元変数を作成し、var に格納する。
オプション。外部型はデフォルトでは単精度実数型だが、xtype で指定できる。変数の物理量名称 (long_name 属性) はデフォルトでは存在せず、後から付加することもできるが、long_name 引数を指定すれば設定させられる。
subroutine Create(var, url, dims, xtype, long_name, overwrite, err) type(GT_VARIABLE), intent(inout):: var character(len = *), intent(in):: url type(GT_VARIABLE), intent(in), optional:: dims(:) character(len = *), intent(in), optional:: xtype character(len = *), intent(in), optional:: long_name logical, intent(in), optional:: overwrite logical, intent(out), optional:: err end subroutine
場所 url に次元 dims を持った変数を作成し、それを開いた
ものを var に格納する。
型 xtype を省略すると "float" とみなされる。既存変数があるとき失敗するが overwrite が真であれば続行する。dims の省略は 0 次元変数の設定を意味する。
subroutine Create(var, url, copyfrom, copyvalue, overwrite, err) type(GT_VARIABLE), intent(out):: var character(len = *), intent(in):: url type(GT_VARIABLE), intent(inout):: copyfrom logical, intent(in), optional:: copyvalue logical, intent(in), optional:: overwrite logical, intent(out), optional:: err end subroutine
指定された変数 copyfrom と同じ構造を持つ変数 url を作成し、var に格納する。
copyvalue を真にすると copyfrom の値をコピーする。
overwrite はファイル作成時に上書き動作を行う。
overwrite の動作はまだ検証されていない。