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使用した数値モデルは Hosaka et al. (1998) と同じく球面 3 次元プリミティブ 方程式系に基づく地球流体電脳倶楽部版 AGCM 5 である. 解像度は水平分解能 T 42, 鉛直 16 層である. 積雲パラメタリゼーションは湿潤対流調節 (Manabe et al., 1996) を用いている. 赤外放射の吸収は水蒸気 3 バンドと乾燥空気 1 バンドに簡略化し, 現実大気で 観測される吸収量に近くなるように吸収係数をあわせている. 赤外放射の散乱, 雲による反射散乱, 大気による日射の吸収散乱は考慮されていない. 鉛直拡散は Mellor and Yamada (1974) のレベル 2 パラメタリゼーションを 全層で用いている. 地表における運動量, 熱, 水蒸気のフラックスはバルク法で 算出している.