地球流体電脳倶楽部
理論マニュアル /
現象カタログ参照編 /
土星概観
目次
- 土星に関する基本的な数字
- 天文学に関する数字
- 大気科学に関する数字
- 練習問題
- 練習問題回答例
- 参考文献
- 土星の探査
- パイオニア11号
- 図1.
パイオニア11号 ( Dyre 1980 )
- 図2.
パイオニア11号の航跡 ( Dyre 1980 )
- ボイジャー計画
- 図3.
ボイジャー1号の土星付近での軌道.
左図は外側の衛星, 右図は内側の衛星に対する軌道を示す
( Stone and Miner 1981 ).
- 図4.
ボイジャー2号の土星付近での軌道.
左図は外側の衛星, 右図は内側の衛星に対する軌道を示す
( Stone and Miner 1982 ).
- 探査機一覧
- 参考文献
- 土星に関する用語
- 土星に関する用語
- 土星の地図
- 図1.
土星の地図 ( Moore and Hunt 1983 )
- 土星の輪
- 図2.
土星の輪 ( Moore and Hunt 1983 )
- 参考文献
- 土星大気の鉛直構造
- 土星大気の鉛直温度分布
- 図1.
模式的な木星(左図)と土星(右図)の温度の鉛直分布.
雲層の存在が予想される高さを記してある( Hunt 1983 ).
- 図2.
ボイジャーの観測による緯度別の土星の温度鉛直分布.
(Prinn et al. 1988).
- 図3.
ボイジャーの観測による緯度別の土星の温度鉛直分布.
(Hanel et al. 1981, 1982).
- 図4.
土星上層大気(1bar以下)の温度および組成鉛直分布.
( Festou and Atreya 1982 ).
- 上層の温度鉛直分布と組成の鉛直分布
- 参考文献
- 土星大気の水平構造
- 水平温度構造
- 図1
ボイジャー2号の赤外放射観測による x[/cm]〜400 [/cm]
を平均して得られた土星の温度水平分布.
高度約 150 mb の温度を表していると考えられる.
空間解像度は約8°である.
補間した経度帯は点線で示してある.
( Hanel et al. 1982 )
- 図2
ボイジャーの赤外放射観測から得られた帯状平均温度分布.
ほぼスケールハイトの1.5倍の高さの平均値を示してある.
150mbの北半球温度分布を
赤道で折り返したものを点線で示してある.
( Conrath et al. 1983 ).
- 風速分布
- 図3
ボイジャー画像の雲の動きから得られた
平均帯状流の緯度分布.
一つの点が一つの雲のデータに対応する.
( Smith et al. 1981 )
- 図4
(左図) ボイジャー画像の雲の動きから得られた
土星赤道付近の平均帯状流分布と可視画像.
(右図) 木星の平均帯状流分布と可視画像
( Smith et al. 1981 )
- 図5
ボイジャー画像の雲の動きから得られた
土星北半球の平均帯状流分布と可視画像
( Smith et al. 1982 )
- 図6
木星と土星の平均帯状流分布.
各点が土星の雲の動きから得られた風速である.
実線はボイジャーの観測から得られた木星の風速分布である.
38°Nあたりの太い実線で記された放物線は
絶対渦度の緯度傾度 β-(d^2U)/dy^2) が0となる分布である.
この曲線より曲率が大きければ
β-(d^2U)/dy^2) がこのあたりで負の値をとる.
このとき絶対渦度傾度が符号を変えるので,
流れが順圧不安定である可能性がある(Rayleigh-Kuoの定理).
[意味不明. Rayleigh-Fjörttoftの定理からいえるか?]
- 参考文献
- 土星大気の子午面構造
- 子午面温度構造
- 図2
ボイジャー1号の赤外放射観測から得られた
土星北半球の平均子午面温度構造
(Pirraglia et al. 1981).
- 図3
温度風バランスによる風速の見積り
(Conrath et al. 1983).
- 図4
地衡風バランスによる等圧面高度差の見積り.
高さはスケールハイト CpT/g, T=200K で規格化してある
(Smith et al. 1982).
- 参考文献
- 土星大気の放射エネルギー収支
- 全球放射収支
- 図1
土星の太陽放射, 赤外放射.
200〜950/cm での曲線は8枚の写真から得られた
土星からの赤外放射である.
200/cm 以下の部分はモデル計算の結果による.
3000/cm 以上の波長帯の上側の曲線は土星への
入射太陽放射である. 下側の曲線は反射太陽放射であり,
アルベドの値0.34で規格化されている.
反射太陽放射の詳細な構造は地球からの地上観測による
(Hanel et al. 1983).
- 表1
土星大気の放射エネルギー収支に関する基本的な数字
(Hanel et al. 1983).
- 表2
木星と土星の放射エネルギー収支の比較
(Hanel et al. 1983).
- 放射フラックスの緯度分布
- 参考文献
- 土星の内部構造
- 土星の内部構造の推定法
- モデルの計算結果〜密度と圧力の関係
- 図1
土星内部の圧力-密度分布(太実線).
内側の領域(log ρ > 0.20) では
ヘリウム-水素質量比Y=0.4,
外側の領域(log ρ < -1.0) では Y=0.06 の断熱線に従う.
2本の細い実線は J_4 を誤差の値だけ増減させたときの
結果である.
破線はヘリウム-水素質量比Y=0.06(上側), Y=0.27(中側),
Y=0.50(下側) での断熱線である.
点線はそのレベルの下側にある質量である.
対数の底は以下全て10である.
大きい三角形は純粋なH_2の室温における実験結果,
小さい三角形は純粋なH_2Oの
室温における実験結果を表す.
(Hubbard and Marley, 1989).
- モデルの計算結果〜密度分布
- 図2
土星の内部の密度分布.
横軸βは中心からの相対的な距離を表す.
J,S,U はそれぞれ木星, 土星, 天王星の内部密度分布である.
(Hubbard and Marley, 1989).
- 参考 : 水素の相転移曲線
- 図3
水素の相転移曲線.
J,S,U はそれぞれ木星, 土星, 天王星内部での断熱線である.
点線ははっきりしない相境界線を表す.
金属-分子水素間の相境界は2通り示してある.
(Hubbard and Marley, 1989).
- 参考文献
- 土星の雲〜How to make `Moku-Moku'?
- Weidenschilling and Lewis (1973) の雲モデル
- Atreya and Romani (1985) の計算結果
- 表1
木星と土星の雲構造
(Atreya and Romani 1985).
- 図1
計算された木星の雲構造.
高度は温度 T=425K,
圧力 P=200bar からの高さを表す.
Cloud Density は底が 10 の対数スケールであり,
g = 2325 cm/sec^2 である.
平均的な温度減率は 1.9 K/km である.
(Atreya and Romani 1985).
- 図2
計算された土星の雲構造.
高度は温度 T=400,
圧力 P=330bar からの高さを表す.
Cloud Density は底が 10 の対数スケールであり,
g = 1000 cm/sec^2 である.
平均的な温度減率は 0.81 K/km である.
(Atreya and Romani 1985).
- 参考文献
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履歴 96/07/22 豊田英司