Last modified: Sat, 25 Jan 2014 16:23:28 JST
電脳Ruby謹製品の Cygwin バイナリパッケージを提供しています. Cygwinインストーラ setup-x86.exe から簡単にインストールできます.
まずは「電脳Ruby謹製品を使うためのCygwin環境構築」を見てCygwin環境を整えてください.
Windows 7 上の Cygwin DLL (cygwin1.dll) 1.7.18 で動作確認しています (それ以前のバージョンでの動作は確認していません). Cygwin DLLのバージョンは以下のコマンドで確認できます:
$ uname -r
GNOME2など比較的新しいライブラリを使用しますので,できるだけ最新の環境を追いかけることをおすすめします.
Cygwin binary packages (checked with Cygwin DLL 1.7.18) archive | |
---|---|
dcl-gtk2 | dcl-gtk2-5.4.8-1.tar.bz2 |
dcl-C-gtk2 | dcl-C-gtk2-5.4.8-1.tar.bz2 |
ruby-narray | ruby-narray-0.6.0.8-1.tar.bz2 |
ruby-narray_miss | ruby-narray_miss-1.2.8-1.tar.bz2 |
ruby-dcl-gtk2 | ruby-dcl-gtk2-1.7.0-1.tar.bz2 |
ruby-netcdf | ruby-netcdf-0.6.6-1.tar.bz2 |
ruby-fftw3 | ruby-fftw3-0.4-1.tar.bz2 |
numru-misc | numru-misc-0.1.1-1.tar.bz2 |
numru-units | numru-units-1.7-1.tar.bz2 |
gphys | gphys-1.3.1-1.tar.bz2 |
rb-gsl | rb-gsl-1.14.7-1.tar.bz2 |
※ruby-narray が 0.5.9 から fftw2モジュールのサポートをしなくなったため,fftw2 は Obsolete にしました.
[2006/09/13]
※インストール先ディレクトリ(prefix)が /usr/local -> /usr に変更になりました.
ドキュメントは /usr/share/doc/ 以下にあります.
[2006/03/01]
※Rubyライブラリのインストール先が /usr/lib/ruby/site_ruby/1.8/ 以下に変更になりました.
(以前は /usr/local/lib/site_ruby/1.8/ 以下だったため,環境変数 RUBYLIB の設定が必要でしたが,それが必要なくなりました)
[2006/01/15]
※fftw は Obsolete です.
Cygwin公式パッケージの fftw3, fftw3-dev をお使いください.
(setup-x86.exeを使うと,自動的にアンインストールされて fftw3, fftw3-dev がインストールされます)
[2006/01/15]
「電脳Ruby謹製品を使うためのCygwin環境構築」で説明している環境が整っていることを前提とします.
2008年の夏頃にCygwinのインストーラのポリシーが変わって、 認証されていないダウンロード元からはデフォルトではダウンロード しなくなってしまいました。
認証されていないダウンロード元からのダウンロードを許可するには
setup-x86.exe -X
として起動すればよいので、コマンドプロンプトから実行するか、 あるいはアイコンからの場合は
以上でsetup-x86.exeから電脳製品のダウンロードが可能になります。
「電脳Ruby謹製品を使うためのCygwin環境構築」と同様にして進めていってください.
複数のダウンロードサイトを指定することが可能です. 以前指定したダウンロードサイトがすでに選択された状態になっていますので,そのままの状態で http://ruby.gfd-dennou.org/products/cygwin/ と入力し,「Add」ボタンをクリックしてください. これで電脳サーバがダウンロードサイトに追加されました.
新たに「Dennou-Ruby」というカテゴリができています. カテゴリ名の横の "Default" を "Install" に変えれば,すべての電脳Rubyパッケージがインストールされます. このとき,依存するパッケージも自動的に選択されます.
「次へ」をクリックするとインストールが始まります.
Cygwin端末から
startx
として Xサーバと xterm を立ち上げます.
/usr/share/doc/(パッケージ名)/ 以下に,デモプログラム・テストプログラムがあります(用意されていないパッケージもあります)ので,xterm から実行してみてください.
ここで配布している Ruby-GNOME2 のパッケージには,すべてのGNOME2ライブラリのRubyバインディングが含まれているわけではありません. Cygwinの公式パッケージ (setup-x86.exe で最初から選択できるダウンロードサイトで提供されているもの) のみをインストールした状態でコンパイルしていますので,当然 Cygwin公式パッケージで提供されているGNOME2ライブラリにしか対応していません.
現在配布しているRuby-GNOME2パッケージには Ruby/GLib2, Ruby/ATK, Ruby/Pango, Ruby/GdkPixbuf2, Ruby/GTK2, Ruby/GConf2, RubyGNOME2, Ruby/GnomeCanvas2, Ruby/GnomePrint, Ruby/GnomePrintUI, Ruby/GnomeVFS, Ruby/GtkHtml2, Ruby/Libart2, Ruby/Libglade2 が入っており,GAVE が必要とするライブラリはすべて揃っています.
Cygwin で Ruby のプログラムを動かしていると,
... D:\cygwin\bin\ruby.exe: *** unable to remap D:\cygwin\bin\cygssl.dll to same address as parent(0xDF0000) != 0xE00000 ...
みたいなメッセージが延々と出力されてどうしようもなくなることがあります.
このようになったときは,そのプログラムを中止し,
$ rebaseall
というコマンドを実行してやると回避できます.setup-x86.exe から rebase というパッケージをインストールしておく必要があります.
これはRubyだけで起こる問題ではなく,Cygwin fork() の問題だそうです.詳しくは rebase のドキュメント (/usr/share/doc/Cygwin/rebase-x.x.README) などを見てください.