2.3.4 costi/cost

1.
機能
偶の周期データのCOSINE変換をおこなう. costiは初期化をおこなう; costはCOSINE変換をおこなう.
2.
定義
順変換は次のように定義される.
 \begin{displaymath}X_{k} = x_{1} + (-1)^{k-1}x_{N}+ 2\sum_{i=2}^{N}x_{i}\cos \...... (i-1)(k-1)}{N-1},\mbox{\hspace{1em}}( k = 1, \ldots, N ). \end{displaymath}

逆変換は順変換と同じである.

3.
呼び出し方法
wsave = NumRu::DCL.costi(n)
NumRu::DCL.cost(x,wsave)
4.
パラメーターの説明
n (I) 処理するデータの長さ.
wsave (R) 作業用配列. 長さは少なくとも 3 n+15以上でなければならない.
r (R) 処理する実数型配列. 入力パラメータでもあり出力パラメータでもある (上記定義参照).
5.
備考
(a)
costは逆変換でもある. また, この変換では正規化されない. つまりcostを2回続けて呼ぶと, もとの 2(n-1)倍の値が返される.