2.3.7 cffti/cfftf/cfftb

1.
機能
周期複素数データのフーリエ変換をおこなう. cfftiは初期化をおこなう; cfftfはフーリエ順変換をおこなう; cfftbはフーリエ逆変換をおこなう.
2.
定義
以下では   とする.


順変換は次のように定義される.


逆変換は次のように定義される.

 


3.
呼び出し方法
wsave = NumRu::DCL.cffti(n)
NumRu::DCL.cfftf(c,wsave)
NumRu::DCL.cfftb(c,wsave)
4.
パラメーターの説明
n (I) 処理するデータの長さ.
wsave (R) 作業用配列. 長さは少なくとも 4 n+15以上でなければならない.
c (C) 処理する複素数型配列. 入力パラメータでもあり出力パラメータでもある (上記定義参照).
5.
備考
(a)
この変換では正規化されない. つまりcfftf, cfftbを続けて呼ぶと, もとの n倍の値が返される.