4.3.9 shtg2s

1.
機能
shtg2w, shtw2sを連続して行うことにより, スペクトル正変換を行う.

2.
定義
iswおよび配列s, w, gの意味は shtg2wおよびshtw2sに同じである. 本メソッド(元サブルーチン)は, shtg2w, shtw2sを連続して 行うことにより,

isw=0の場合, 通常のスペクトル正変換;

(4.32)

を行う.

isw=1の場合, 緯度微分のスペクトル正変換;

(4.33)

を行う.

isw=-1の場合, 経度微分のスペクトル正変換;

(4.34)

を行う.

3.
呼び出し方法
w, s = NumRu::DCL.shtg2s(mm,jm,im,isw,g,work)

4.
パラメーターの説明
mm (I) 入力. 切断波数(M).
jm (I) 入力. 南北分割数の1/2(J)
im (I) 入力. 東西分割数の1/2(I)
isw (I) 入力. 変換の種類の指定(上記定義を参照)
g (R) 入力. グリッドデータ. (長さおよび並び方は shtw2gを参照).
w (R) 出力. ウエーブデータ. (長さおよび並び方は shts2wを参照).
s (R) 出力. スペクトルデータ (長さおよび並び方は shtnmlを参照).
work (R) shtintで初期化された作業領域.

5.
備考
(a)
本メソッド(元サブルーチン)は, shtg2w, shtw2sを連続して呼ぶのと全く 同様である.
(b)
isw=1isw=-1の変換を両方用いることによって, ベクトル 場の発散を求めることができる.