[ DIGMO 正二十面体格子全球非静力学モデルの基本テスト(大気波動の伝播テスト)結果]

テストケース 2-1: 内部重力波

計算設定

• 全球, 鉛直方向 10 km
• 水平解像度 : glevel 5 (水平格子間隔 約 224 km)
• 鉛直解像度 : 20 層 (鉛直格子間隔 500 m)
• 時間刻み : small time step 450 秒/large time step 1800 秒
• 時間積分法 : 2 次の Runge=Kutta 法

初期条件

• 基本場
  • 浮力振動数 0.01 [s-1] (一定)の成層大気(地表面温度 300 [K], 地表面圧力 10^5 [Pa])
  • 静止大気
• 摂動場
  • 温位の摂動場を, Tomita et al(2004) の式 (67) によって与える.
  • 密度の摂動場と温度摂動は, 圧力の摂動場をゼロとし, 上で与えた温位の摂動場から求める.
  • 鉛直第 1 モード(nv=1)

境界条件

• 上, 下端境界: 固体壁

• 鉛直速度ゼロ
• 断熱壁

その他

• divergence damping あり.

詳細は NAMELIST ファイル を参照のこと.

計算結果

初期値 (t=0)
case1_tempPertub_vertical_pro_t0.png 赤道における温位摂動の鉛直分布
12 時間後 (t=43200 sec)	24 時間後 (t=86400 sec)
case1_tempPertub_vertical_pro_t43200.png 赤道における温位摂動の鉛直分布	case1_tempPertub_vertical_pro_t86400.png 赤道における温位摂動の鉛直分布
36 時間後 (t=129600 sec)	48 時間後 (t=172800 sec)
case1_tempPertub_vertical_pro_t129600.png 赤道における温位摂動の鉛直分布	case1_tempPertub_vertical_pro_t172800.png 赤道における温位摂動の鉛直分布