地球大気お試し放射計算

地球大気放射場のラインバイライン計算を行う方法を説明する.

概要

以下の手順で行う.

2. 計算波数の指定

計算波数の指定 (prog02.0)

$ cd prog02.0_mkwnlist

設定ファイルの準備

$ cp sample/mkwnlist.conf .

• mkwnlist.conf : 計算波数の設定 [変更なし]

  内容の説明.

  注意!
  以下の波数の指定の単位は m-1. cm-1 ではないことに注意すること.
  
  &wavenum_nml
    NWaveNumReg     = 1,
    WaveNumLim(1:2) = 10.0d2, 50000.0d2,
    DelWaveNum(1:1) = 10.0d2
  /

  上の例は全波数範囲を一様な波数間隔で計算する場合の設定.

  この場合, 波数の範囲は WaveNumLim(1) から WaveNumLim(2) の範囲となり, その範囲に DelWaveNum(1) の間隔で波数が配置される. 具体的には, 波数は,

  WaveNumLim(1) + DelWaveNum(1)/2
  WaveNumLim(1) + DelWaveNum(1)/2 + DelWaveNum(1)
  WaveNumLim(1) + DelWaveNum(1)/2 + DelWaveNum(1)*2
  WaveNumLim(1) + DelWaveNum(1)/2 + DelWaveNum(1)*3
  ...
  WaveNumLim(2) - DelWaveNum(2)/2 - DelWaveNum(1)
  WaveNumLim(2) - DelWaveNum(2)/2

  となる. 波数で積分した放射フラックスなどを計算する場合には区分求積法で積分する.

  波数範囲内で波数間隔を変更する場合には,

  WaveNumLim(1) から WaveNumLim(2) までを DelWaveNum(1) の間隔で計算
  WaveNumLim(2) から WaveNumLim(3) までを DelWaveNum(2) の間隔で計算
  WaveNumLim(3) から WaveNumLim(4) までを DelWaveNum(3) の間隔で計算
  ...
  WaveNumLim(N) から WaveNumLim(N+1) までを DelWaveNum(N) の間隔で計算

  となる.

コンパイル

$ make

コンパイルが成功すると, 下の実行ファイルができる.

• mkwnlist

実行

$ ./mkwnlist

Finish と表示されれば無事実行終了.

計算結果のファイルは以下.

• out/wnlist.nc
• out/wnlist.txt

親ディレクトリに戻る

$ cd ..