.11 .1111
飽和比湿とは, 与えられた温度圧力のもとで飽和蒸気圧を 与える比湿の値である.
飽和比湿を計算するための式として, 現在 dcpam では Tetens の式と Nakajima et al. (1992) で使われた式 の 2 種を用意している. 以下それぞれの説明を記す.
飽和比湿
は飽和蒸気圧 を用いて近似的に,
( .118) |
( .120) |
( .121) |
(B.2)より,
( .122) |
Nakajima et al. (1992) では, Eisenberg and Kauzmann (1961;
この訳書が「水の構造と物性」だと思われる) で与えられている
水蒸気の飽和蒸気圧の表と式を近似的に表現する
(.123) |
(.124) |
地球大気の基本的な物理定数を以下に示す.
地球半径 | m | 6.37 | |
重力加速度 | ms | 9.8 | |
大気定圧比熱 | J kg K | 1004.6 | |
大気気体定数 | J kg K | 287.04 | |
蒸発潜熱 | J kg | 2.5 | |
水蒸気定圧比熱 | J kg K | 1810. | |
大気気体定数 | J kg K | 461. | |
液体水の密度 | J kg K | 1000. | |
0での 飽和蒸気 | (273K) | Pa | 611 |
Stefan Bolzman 定数 | W m K | 5.67 | |
Kálman 定数 | 0.4 | ||
水蒸気分子量比 | 0.622 | ||
仮温度の係数 | 0.606 | ||
比熱と気体定数の比 | 0.286 |