6.3 これはうれしい日付軸

長年にわたるデータを解析した人なら, 日付軸をつけることの面倒くささは十 分ご承知でしょう. DateAxis を用いると, 閏年まで考慮した完璧な日付軸を容 易に作画することができます(UXYZ3).

#
# uxyz3.rb

require "narray"
require "numru/advanceddcl"
include NumRu::AdvancedDCL
include NMath


id0 = 19960101
nd = 90
rnd = nd


#-- graph ---
Dev.open

Frame.new

Fig.window=[0.0, rnd, -90.0, 90.0]
Fig.viewport=[0.2, 0.8, 0.2, 0.8]
Fig.transnum=1

Dateaxis.xdraw('B', id0, nd)
Dateaxis.xdraw('T', id0, nd)

Axis::Lin.yaxdv('L', 10.0, 30.0)
Axis::Lin.yaxdv('R', 10.0, 30.0)
Axis::Lin.ysttl('L', 'LATITUDE', 0.0)

Axis::Lin.xmttl('T', 'UCXACL/UYAXDV', 0.0)

Dev.close
PROGRAM UXYZ3

\resizebox{10cm}{!}{\includegraphics{uxyz1/uxyz3.eps}}
uxyz3.rb: frame1

まず, 作画しようとする座標軸については, 日数を単位として正規化変換を設 定する必要があります. また, 座標軸の作画は, U-座標系において0に相当す る位置からおこなわれますから, この例の場合のように1996年1月1日から3月 31日まで91日分をビューポートいっぱいに割り当てたいときには, ウインドウ の両端値を UXMIN が 0.0, UXMAXrnd(= 90)と指定し ます.

日付に関する座標軸は, メソッド xdraw, ydraw で簡単に 描けます. 最初の引数では, これまで通り, 座標軸を描く場所を指定します. 2番めの引数 id0 は起日, つまり座標軸を描きはじめる最初の日です. 3行めのパラメータ文をみれば明らかなように, 8桁の整数(yyyymmdd)で指定 します. yyyyが年, mmが月, ddが日で, この場合 ID0=19960101 ですから, 起日は1996年1月1日となります. 最後の引数では, 何日間分を描く かを指定します.