fishとは?
fish = friendly interactive shell. すなわち bash や csh などと同じ シェル の一種.
カラフルなカラーリング機能と便利なTAB補完機能、そしてコマンド履歴検索機能が非常に便利である.
fishの特徴
カラー表示
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コマンドの正誤をカラー表示
- TAB補完リストもカラー表示
便利なTAB補完
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sudo の後にTAB補完
- man の後にTAB補完
- make, mount, ssh の後にTAB補完
- オプション(-*)をTAB補完でリスト表示
- apt-get などの後にTAB補完
- ./configure – の後にもTAB補完
- 環境変数をTAB補完
コマンド履歴検索
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始めの数文字だけ入力して↑キーを押すと履歴の中から、それらを含むものだけ順に出てくる
その他の特徴
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ディレクトリ名を入力すると、そこに cd する
- ファイル・ディレクトリ名の大文字/小文字を認識しないシステムでは、適切に変換してくれる
例) Downloads というディレクトリに入りたいときに cd down [TAB] とすれば cd Downloads に変換
- cd の履歴があり、prevdで一つずつ戻れる。メタキー+←キーでも戻れる。逆にメタキー+→キーで進む。
- エラーメッセージが親切
- fishの詳細なヘルプがブラウザで表示される
- open コマンドを装備(open はGUI上でダブルクリックした時の動作をする)
fish を使う
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設定ファイルは /.config/fish/config.fish
- 自作コマンドは /.config/fish/functions/ 以下に "コマンド名.fish" というファイル内に記述
- set と打つと変数の一覧が表示
- 環境変数の設定は "setenv 変数名 値"
- 既存のコマンドをいじりたい時は/usr/local/share/fish/functions/コマンド名.fish などを /.config/fish/functions/ 以下にコピーしていじる。